性行為のし過ぎは薄毛の原因?

脳の視床下部から分泌される男性ホルモン、テストステロン。このホルモンには様々な働きがあります。
筋肉を大きくし骨を太くするなど、男性らしいがっちりした身体を作るためにも必要ですし、精神的なやる気・決断力にも関わっています。
そしてテストステロンは、男性器の機能維持のために大切なものとなります。

テストステロンは精子の形成を助けるとともに、性欲の増大に働きます。
性欲が増大されることで性的刺激が受けやすくなります。性的刺激は脳が受けた後、陰茎海綿体まで伝わります。
すると血管が拡張し、勃起が起こるのです。
つまりテストステロンで性的刺激が受けやすい状態になることで、性行為もしやすくなります。

ただし、性行為をしすぎてしまうと今度は薄毛につながる恐れがあります。
性行為をしすぎてしまうとテストステロンが多く分泌され、男性型脱毛症(AGA)を発症することがあるからです。

男性の頭部には、「5αリダクターゼ」と呼ばれる酵素が存在しています。
この酵素とテストステロンが結びつくと、「ジヒドロテストステロン」という別の男性ホルモンに変化します。
ジヒドロテストステロンは胎児の男性器の形成に働きかけ、思春期の男性器の発達・変声に働きかけるといった作用もあります。

けれどもジヒドロテストステロンには、髪の毛の毛母細胞の働きを弱めてしまうという効果もあります。
毛母細胞の働きが弱くなると、髪の毛の成長期が短くなってしまいます。
成長期が短いとそれだけ細く短くしか成長できません。
そうなると頭皮が見えるようになり、薄毛になってしまうのです。

このように性行為をしすぎると、男性ホルモンが活発に分泌され、AGAにつながる恐れも出てきます。
だからといって禁欲が良いというわけでもありません。
禁欲によりストレスが溜まると頭皮の環境が悪くなり、髪の毛の成長が妨げられる恐れがあるからです。
薄毛が気になるからといって禁欲に走るのではなく、薄毛とうまく付き合うことが大切です。

薄毛は気になった時点で対処するべき

男性ホルモンの一種、ジヒドロテストステロンによって髪の毛の成長が阻害されると、髪の毛は成長できる期間が短くなります。
そうなると髪の毛は細く短い状態になり、頭皮が見えるようになってしまいます。
この状態こそ男性型脱毛症(AGA)です。

ただしAGAは適切な治療を行えば改善も可能です。
というのも薄毛にはなっていますが、初期の段階ですとまだ毛根は残っている状態です。
適切な治療を行い、毛母細胞の働きを良くすれば、再び太く長い毛も生えるようになります。

そこで大切なのが、薄毛が気になった時点で早めに対処することです。
早めに対処することで早く薄毛を改善することができるからです。

対処の方法としては治療薬が挙げられます。
治療薬にはテストステロンがジヒドロテストステロンに変化するために必要な酵素の働きを阻害する「プロペシア」「ザガーロ」、血管を広げ髪の毛の成長を助ける「ミノキシジル」の2種類があります。
これらの薬はAGA用の育毛剤に配合されている他、通販などで購入することもできます。
けれども、しっかり治療したいと思うなら、おすすめはやはり病院受診です。

病院では髪や頭皮の状態を見たうえで治療薬の処方を行います。
そのため、より自分に合った治療を受けることができます。なお薄毛の原因にはAGA以外にも様々なものがあります。

薄毛の原因によって治療法が異なるため、原因をしっかり把握してから治療を始めることが大切です。
また治療薬を服用していると、副作用が生じる場合もあります。
もし病院を受診していれば、副作用が出てもすぐに対処することができます。

このようにAGAは早期に病院受診し、適切な治療を受ければ改善も可能です。
禁欲はかえってストレスをため込む原因になるので、正しく治療し、ストレスをため込まないようにすることが大切です。